前回、Python の基本的な使い方として、準備としてNumpyモジュールをインストールしました。画像や図、グラフなどを取り扱うには、 Matplotlib を使うのが便利なようです。 ディープランニングのPython 初歩に於いてはなかなか画像処理まではいかないと思うのですが、Matplotlib のインストールと基本的な使い方です。 まずは、計算用Numpy と同じ様に Matplotlib が使えるようにしました。
1)Matplotlib の確認
PythonのHPからのPython インストールでは、IDLEにMatplotlib のパッケージが入っていません。Install されてているパッケージを確認するには、プロンプトでpip list で確認できます。
なお、この時に、下のpip のバージョン更新推奨がされたので、upgradeもしました。
2)Matplotlib のインストール
matplotlib が無いことを確認したいので、インストールします。 コマンドpip install matplotlib で実施しました。
matplotlib をインストールすると、インストール済みパッケージが増えます。
3)Matplotlib のテストプログラム
テストプログラムを作りチェックします。よくあるグラフのテストはサイン・コサインのグラフです。
先ずはサインの描画プログラム
・1,2行目でnumpyとmatplotlib のモジュールをインポートする。
・次の2行でグラフのサインデータx,yを numpy で生成する。
・matplotlib のplotでx,yをプロットする。
・描いた図を表示
となる。 結果は
続けて、サインとコサインを描画するプログラムです。上記のプログラムに追記しました。サインを描画した部分は♯でコメントにしています。
y1をサイン、y2をコサインにして、 それぞれの線にラベルを付けます。
サインとコサインの線の種類を変えるので、コサイにはラインスタイルを設定。最初に参考にした文献では、点線にするのはパラメータを、linestyle=" - -"となっていたが、テストで動いたのはlinestyle="dashed"でした。
x軸の表記"x"と、y軸の表記”y”も設定。 グラフ全体のタイトルも決めます。legend を指定すると、曲線の種類表記をグラフににしてくれます。 結果は、
となった。
軸のサイズや、表題の位置、サイズなどは、指定することも可能だと思いますが、指定しなくても適当な判断で描いてくれる。ラインスタイルは、指定しない場合は実戦になるのでしょう。 色も青と赤で塗り分けてくれます。 簡単ですね。
次には、写真の読み込みをします。
まず、写真のデータを準備。 川沿いに住んでいる ふさふさ猫くん。ファイル名は「 猫.png 」にしました。
プログラムは以下です。
mpimg のimread モジュールで、猫の画像をimg に入れます。
imshow でimg に取り入れた写真を画像にする。
最後に、show で表示します。
プログラムをSaveするフォルダーと、猫.png を入れるフォルダーは同じにします。(デスクトップでもいいです。)
プログラム中で指定した写真はファイル名だけにしたので、pythonプログラムは同じフォルダーに有る対象ファイルとして処理をします、 別のフォルダーに読み込む写真がある場合は、その階層を付けてファイルの指定をすることになります。 結果は
でした。
今回の実施録画
以上で、 matplotlib のインストールが終了。
python の基本的な使用環境が揃いました。
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